これで、すべて完了。

MONDAY

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始まりは、6月7日の朝でした。
子猫の声が聞こえた気がして窓の外を見たら
小さな子猫とお母さん猫が
遊んでいたのでした。



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今にして思えば
この子は長毛(茶)でした。
私が見とれていると
まずお母さん猫が、続いてこの子も
お隣の庭(草むら)の中に入って
姿が見えなくなりました。
(お隣のおじいさんおばあさんが亡くなったあと
年に2度ほど業者が草刈りをするだけで
1年のほとんどが草ぼうぼう)
野良猫の親子、なんて可愛いんだろう。
そして、なんて可哀想なんだろう。
まだ子供みたいな小さなお母さん猫。
きっと苦労して子育てしてるんだろうな。
食べるものはあるのかしら。
すぐそばに国道があるのに。
この子は無事にオトナになれるのかしら。
この母子はいったい何歳まで生きられるのかしら・・・と
この時私は思いました。
それが始まり。



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この母子猫を助ける。と
心に決めてから捕獲までの
うちの庭での光景は
ほんとうに夢のようでした。
でも
捕獲してしまえばもう
この光景は見られなくなる。
こんなに気を許して
毎日何度も
子猫を連れて来てくれているのに。
お母さん猫の信頼を裏切ってしまう。
そんな葛藤もありました。



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ボランティアのさくらママさんのおかげで
うまく捕獲できてからも
ごはんやトイレのお世話のたびに
お母さん猫からは重低音で唸られ続けて
子猫からは怖がられて
私、いったい何やってるんだろう? 
こんなに嫌われちゃって。と
思ったことも。
なんとか家猫にできないかと願ったお母さん猫は
日に日にストレス症状が酷くなり
とうとう口を開けて呼吸するようになってしまって
家猫にすることは断念。
急いで避妊手術を受けてもらい
リリースすることにしました。



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手術の後は母子を離さなければいけません。
(授乳で傷が裂けるから。)
野良猫のままでも近いうちに別れの日は来る、
とはいえ
私の意思で
勝手にその日を決めてしまうというのは
私にとっては とても重いことでした。
手術の後の経過を見るために
3日間、母子には別の部屋にいてもらいましたが
あの夜の母子の泣き声は、本当に辛かった。
家族全員、眠れない夜になりました。



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6月26日、お母さん猫リリース。
あんなに怒っていたお母さん猫は
それでも
リリース当日から毎日かかさず庭に来てくれて
どんなにほっとしたことか。



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7月3日。
長毛(黒)、さなちゃんとなって
里親さんのもとへ。



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7月9日。
甘えん坊男子、モナくんとなって
里親さんのもとへ。



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そして
長毛(茶)は。
月*ちゃんとなって
たろう家の一員となりました。

これからは
里子に出した ふたりのことを想いつつ
お母さん猫を終生面倒をみて
そして
月*ちゃんを幸せにしたいと思います。


今日も
たろう家のしっぽたちに会いに来ていただいて
ありがとうございます。
今回、やむにやまれずTNR大作戦を決行しましたが
私のような性格のニンゲンには
これは非常にハードルが高い、と思いました。
辛いことがあまりにも多すぎるんです。
猫さん、どうかもう 私の前に現れないで、という
気持ちでいっぱいです。
この活動をされている皆さまのことを
心から尊敬して
心から拍手を送ります。
猫さんたちのために、ありがとうございます!

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COMMENTS

1Comments

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basshii14

No title

keikopyさん,お疲れ様でした。
それぞれの猫ちゃんの幸せを願ってのkeikopyさんの行動、そして、さくら猫活動をされている皆様に心から感謝します。
私がいつも散歩に行く大きな府営公園の猫ちゃん達も、さくら猫保護活動をされている方々に避妊、去勢手術を施してもらい、毎日、公園で決まった時間、決まった場所でご飯をもらっています。来夢とわたしはその横をいつも散歩しています。
母猫ちゃん,さなちゃん、モナくん,そして、だろう家の一員となった月*ちゃん、皆の猫生にいっぱい幸せが有りますように祈っています。