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お母さん猫、来た！

お母さん猫は今朝、
いつまで待っても来なくて
お昼になっても来なくて
夕方になっても来なくて。
とうとうあきらめて
たろうと散歩に出ました。

もう薄暗かったので
ショートショートさんぽ。
家に帰ったのは、１７時半過ぎ。
玄関を入る前、もしやと庭を見たら・・・

お母さん猫、来てるー！
よかったぁ　心配したのよ！
いつ来たの？
こんなことなら
お散歩はもっと待てば良かったね。
寒かったね。　ごめんね。

どうして朝は来なかったのかな。
最初の頃、来なくて心配したことが１、２度あったけど
もうずっと朝だけは絶対来てたのに。
塀の向こうが気になるようで
何度も振り返りながら食べていましたが
急に食べるのをやめて
パッと塀の向こうへ消えてしまいました。

こんなにたくさん残してる。
体の調子が悪いのか、
もしかしたらよそで食べたのか。
いくら考えても絶対にわからない。
病気になっても
病院に連れて行くどころか
気が付いてもあげられない。
これからも
お母さん猫が来なければ
ずーっと同じ心配をしないといけません。

なんとか家で飼えないものかと
ずいぶん考えてみたけど
たろう家にいた数日間のことを思い返すと
お母さんには耐えられないに違いなくて。
それでも万が一、
もしもお母さん猫が家に入りたそうな様子を見せたら
その時は家に入れよう、と
ひと部屋空けています。

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